ブルーバードサーボについてお知らせ (23年5月)
ブルーバード社の高価格サーボには結局あまり注文が無く、現在円安でもありリーズナブルなウイングサーボの115WV+と、尾翼用の125WV+にラインナップを絞っています。金属ケースのサーボも入荷はしてみましたが、価格、ギアのバックラッシュの精度、汎用性など考慮すると高価格帯サーボは結局ポピュラーなK社Xシリーズと比較して明確なアドバンテージは無い様に思います。 WV+シリーズは従来の115HV、125WVとケースは同一です。115HV用のサーボベッドはそのまま使用可能です。作動保証電圧が3.7V-8.4Vのワイドボルテージ対応となりました。5V出力のBECでも使用可能です。7.4V時静止トルク6.6Kg-cm、8.4V時トルク7.1Kg-cmと10%程トルクアップしています。最近の円安とモデルチェンジのため115HVより若干値上げです。
125WVは特にグライダーの尾翼用としてお勧めできます。レスポンスが良く、送信機スティックバネの振動にも追従して動く程です。タイフーンダブルカーボンのDS用に使って問題無いため通常の飛行では全く十分と思います。
発送は8個までなら青い370円のレターパックライトで郵便受けに送れます(厚み規定の関係で、緩衝材は入れられません)。対面受け取りなら赤い520円のレターパックプラスになります(こちらは薄い緩衝材なら入ります。16個ぐらいは入ります)。4個なら180円のスマートレターで送れます。
Bluebird社のサーボは1年保証が付いていますが、実際に送料を考えると台湾まで送り返して代品をもらう事は現実的でありません。到着時にすでに動かないという場合のみ当店では代品にて対応いたします。また、ギア欠けに対するスペアパーツなどは販売数と価格を考えると準備は難しいです。ギア欠けしたら、申し訳ありません。新しいものに交換お願いします。また、在庫に無い製品のオーダーも現在は受ける事が出来ません。
価格は入荷時期の為替、その他により変動いたします。
下表が最新価格となります。記事中で別の価格が書かれている事がありますが下表の価格が正式価格となります。 更新 2023/5/7
品名 | 価格(税込み) | 在庫数 |
BMS-115WV+ | 2300 | >20 |
BMS-125WV+ | 2300 | 入荷待ち |
BMS-115 HV(最新モデル 115WV+ ワイドボルテージ対応となりました。ニッケル水素4本~リポ2セルまで対応します)
ハイボルテージ対応のウイングサーボ、実測重量ケーブル込11.4g。この大きさでトルクは8.4V時6Kg以上と十分以上あり動きも俊敏です。タイフーンダブルカーボンにBMS-115HVをエルロン、フラップとも使用しています。リチウムイオン2cellバッテリー使用。すばやいフラップの動きと完璧にニュートラルに戻る様子が見て取れると思います。ケースはプラスチックです、金属ケースの高級サーボと比べるとバックラッシュが全く無いとは言えませんが事実上問題無い程度です。
主翼搭載時の注意ですが、使用しないホーンの腕はギリギリに切り取ってください。サーボの厚みの割にホーンはM3ネジ固定で出力軸も太いので残りがあると取り付け面に当たって動きが妨げられ最悪サーボが燃えます。出力軸のセレーションはフタバと互換性ありフタバ用のアルミホーンが使用できます。

Specifications
Torque At 6.0V | 4.3 kg-cm / 59.7 oz-in |
Torque At 7.4V | 5.5 kg-cm / 76.4 oz-in |
Torque At 8.4V | 6.2 kg-cm / 86.1 oz-in |
Speed At 6.0V | 0.13 sec / 60° |
Speed At 7.4V | 0.10 sec / 60° |
Speed At 8.4V | 0.09 sec / 60° |
Idle Current | 4 mAh @ 4.8 ~ 7.4V Stopped |
BMS-125WV(WV+にアップデートされトルクが上がっています)
正立固定用の耳が付いたバージョンです。フタバタイプのホーンが適合します。モーター部分が下に出っ張る代わりに上に出ているのはクレバーな設計ですね。積んでみるとわかるのですがこのデザインのメリットは主翼よりも棒グラの狭い胴体でこそ発揮されます。耳から下の高さが低いので高さの無い胴体でも下につっかえずに積みやすくなります。また、出力軸と耳の高さの差も少ないのでホーンが上に出っ張ってノーズコーンに当たったりする事も起きにくく、スペック上の縦横サイズ以上に積みやすくなります。このトルクがあれば、3m機以上のラダー、エレベーターに何の問題も無く使用できます。もう、競技でもなければ胴体用サーボはこれ一択で良いんじゃないかと思える程です。価格は安いのに、安物の様にニュートラルが電源投入の都度ズレたりする様な事はありません(と書きましたが、都度ずれる訳ではありませんが長期間放置すると稀にニュートラルのずれが起きる個体がありました。23年5月訂正)LiPO 2cellまで確認しましたがハイボルテージかけてもハンチングは出ません。


オリジナル商品 BMS-115HV用サーボベッド 1個200円、4個 600円(値下げしました。23年5月7日)
BMS-115HV ウイングサーボ用 サーボベッドを作りました。レーザーカットで筐体がカッチリはまる様に仕上げてあります。厚みは約4.5mm,3枚のべニアを接着して合計9層構造となっており、割れにくくしてあります。裏面でサーボが極わずか浮く厚みがあるためベッドを翼のカーブに合わせて削る余地があります。単体重さ2.7g(ロットにより多少差がでます)。このサーボは固定耳が2か所しか無く、その耳もあまり丈夫でないのでサーボベッドにカッチリはめてケース全体で力を受けられる様にしました。本体外形サイズは41x36mmです。あえて少し外形を大きめにしているのは理由があります。シャーレ翼にサーボを固定した場合いくらガタを少なくリンケージしても力がかかった場合表皮自体が波打って動いてしまいます。小さなサーボで受け面が小さいと、翼のゆがみが起きやすくなるので少し広い面でサーボを受ける様にした方が良いからです。とは言っても、一般的なKST-DS125サイズ用と比較すれば随分小さくなります。3枚9層構造とレーザーカットのためちょっとコスト高です。サーボがはみ出ない厚みがあり9層構造のためネジで割れる事も少ないと思われます。ロッドやサーボホーンに当たる部分は適宜削ってご使用ください。稀にべニアの接着が甘い部分がある可能性があります。その場合は木口に瞬間を染み込ませてやってください。

写真の左と下のものが製品です。右上は比較用にRCRCM社グライダーの付属品。